筋肉の緊張が強まると血管が収縮され血流と酸素の流れが滞り、硬結と言われるシコリが筋肉の中にできます。

痛みを感じる神経は筋肉の中にほとんどが存在します。硬結や筋肉の緊張状態が長期にわたり慢性化すると痛みを敏感に感じやすくなり、朝の起床時や椅子から立ち上がる時の痛みの他に日常のふとしたときに腰痛の原因になります。

特に腰方形筋は骨盤から下部肋骨までの範囲に付着している筋肉なので体の姿勢を保持する働きもあるため疲れを放置していると慢性腰痛になるため日頃のケアが重要です。

また、腰方形筋が硬くなると関連痛と言われる痛みが臀部や骨盤周辺に広がっていきます。

腰方形筋は体を反らす作用があります。

この動きは椅子から立ち上がる時や物を持ち上げる時などに力が入るため、仕事でよく物を持つ作業の方はこの筋肉が硬くなりやすいです。

また、どちらか片方の腰方形筋が収縮すると体を側屈させるため美容師さんのサイドシャンプーや体を捻ってする作業の方も要注意です。

腰方形筋の痛みは腰から背部下部に感じ、臀部まで波及する場合があります。

起床時や寝返り時に強い痛みを感じたり呼吸時痛も出現することがあり、咳やくしゃみなどで強い痛みを感じる場合があります。

腰方形筋の施術はうつ伏せもしくは横向きでアプローチしていきます。

ただ闇雲に腰をほぐすのではなく、当院の考えでは体の中心である骨盤を正しい位置に戻してから筋肉調整を行います。なぜなら筋肉は骨に付着しているからです。

骨盤を矯正すると無駄な緊張が抜けるため筋肉もほぐれやすくなります。

前述の通り痛みを感じるのは神経です。筋緊張が緩も痛みも軽減するためまずは骨盤からということになります。

筋肉調整は強い力で施術するのではなく優しい力で緩めていくためお子様からご高齢の方まで幅広く行うことができます。

私の腰痛や臀部の痛みはもしかして腰方形筋が原因かも・・・と思われた方はお気軽にご相談ください。

院長　柔道整復師　立花洋二