一般的に痺れの原因とされているものは、ヘルニア・胸郭出口症候群・手根管症候群・脊柱管狭窄症・坐骨神経痛・足根管症候群などが挙げられますが、痺れと聞くと神経が障害されていると思われている方が多いように感じます。

実は神経が障害されると痺れでなく麻痺が起こります。麻痺とは筋肉に力が入らなくなり感覚も無くなる状態のことです。このページを読まれている方は何らかの痺れが体に起こっていて心配されていると思いますが、読み進めていくと安心すると思います。

痺れの本当の原因は、筋肉の硬さだと当院では考えています。神経のほとんどは筋肉の中を走行しており、血管から栄養素や酸素を供給され筋肉は柔らかい状態を保っています。

しかし、筋肉の使い過ぎ、使わなさすぎ、使い方の間違いなどにより低栄養・低酸素状態となり筋肉が硬くなり痺れの状態になっていきます。

例えば、正座で足が痺れた経験をされたことがあると思います。正座をすることで筋肉が圧迫され血管からの栄養や酸素不足になり、その状態が長く続くと痺れを感じて今の状態を続けると危険ですよと体からの信号が出ます。

そのままの状態だと感覚がなくなっているので立てなくなってしまうので血流と神経の流れが落ち着くまで足を崩してしばらく安静にするのがおすすめです。

腰部のヘルニアや脊柱管狭窄症と診断された方の多くは、歩行中や腰を反らせた時に痛みや痺れを感じると訴える方が多いです。経に何らかの問題があった場合、痺れは常に出現しているはずですが、歩行や体を反らすという動作の時に症状が増悪します。

これは歩くときに働く筋肉や体を反らす時に使う筋肉が硬くなっているからです。その硬い状態が続いていると筋肉内の栄養や酸素が少なくなり痛みやしびれを出してしまいます。

ここで気をつけないといけないのは痺れでも脳梗塞など呂律が回らないような症状は急いで専門機関に受診してください。

また、糖尿病性神経症・馬尾症候群・多発性硬化症も専門機関に受診することをお勧めします。そのほかの慢性的な痺れの場合、当院では骨盤矯正を行い全身の筋肉の調整を行います。

前述した通り、痛みや痺れの原因は筋肉の硬さにあります。なので体の中心の骨盤を正しい位置に戻し、左右の筋肉を柔らかい状態にし、それを維持することが治る体の定義と当院では考えています。手足の痺れでお困りの方は是非一度ご相談くさい。

けあろこ接骨院 院長 柔道整復師　立花洋二