ゴルフ肘(内側上顆炎)とは、肘の内側にある内側上顆が炎症を起こしている状態のことをいいます。ゴルフをしている時に正しくないフォームでスイングを行い続けていると肘の内側に痛みが出ることが多いのでゴルフ肘と呼ばれています。

ゴルフをしていなくても、タイピングや重い物を持つなど手首や腕を使いすぎた場合に起こることがあります。初期の段階では肘が腫れていたり、熱くなって熱をもちますが悪化すると痛みが強くなり、病院で手術をすすめられることもあります。

ゴルフを久しぶりに行う方や、ゴルフを始めたばかりで慣れていない方、スイングのフォームが正しくない方に多く、体ではなく腕や手の力だけでスイングを行っていることがゴルフ肘の主な原因です。

ゴルフ肘は手首〜腕の使いすぎや疲労の蓄積により痛みが発生します。

同じ動作により何度も同じ部位に負荷がかかり、腕の筋肉の付着部（内側上顆）がこすれ、痛みが誘発されます。

また、加齢により筋肉や腱が衰えることも関係しているため、30代〜50代の方に発症しやすいです。ゴルフ以外では物をつかむ・握る動作の多い仕事や、パソコンによる事務仕事をされている方も痛みが出やすいので注意が必要です。

主な原因は使いすぎなので安静に過ごすことや、ストレッチなどセルフケアを行い日々の疲れを筋肉に残さない工夫などがポイントとなります。

当院でのゴルフ肘の施術法は肘周りの筋肉を緩めるだけでなく、体全体を整える必要があると考えています。

なぜなら、痛みを出している腕は肩と繋がっていて、肩は体に筋肉や骨で繋がり背骨を介して体の中心の骨盤へと連結しているからです。なので体の中心である骨盤を矯正し左右のバランスを整えていきます。

そして、肩の関節の動きを改善していきます。肩関節の可動域をしっかりと出すことで肘にかかる負担も軽減するからです。肘についている筋肉は肘を曲げ伸ばしするだけでなく、指先まで繋がっており繊細な動きができるように細かな筋肉が付着しています。

当院では細かな筋肉まで緩めて肘の痛みの軽減を図るため関節を動かしながら筋肉を緩めます。痛みを出している筋肉は硬く緊張しているので、筋肉が緩めば緩んだ分だけ楽になります。

肘の痛みでお困りの方やこれからゴルフを始められる方で肘に不安を抱えているかたはお気軽にご相談ください。

けあろこ接骨院 院長 柔道整復師　立花洋二